2007年07月07日

身体障害者手帳が交付されるまで

「身体障害者手帳」のことを短縮して「障害者手帳」あるいは「手帳」ということもあります。ところが、「障害」には「身体障害」のほかに「知的障害」「精神障害」があるのです。それらと区別するために長い名前になりますが「身体障害者手帳」と呼んでいるのです。

「知的障害者」「精神障害者」を対象にしたものは「療育手帳」と呼んでいますが、自治体によっては違う名称になっているところもあります。療育手帳という名称でもわかるように、これは障害者本人ではなく介護する家族が保管しています。

 平成18年4月から「障害者自立支援法」が施行され、障害者福祉サービスが一元化、身体障害・知的障害・精神障害」の3つに分かれていた障害者手帳の様式も統一されました。私の市でも知的障害・精神障害に該当する人たちの手帳変更を広報誌に掲載されたのです。
私が持っている手帳は、エンジ色のケースで「身体障害者手帳 〇〇県」という金色の文字が記載されています。障害の種類が外側から丸見えだったのですが、手帳の外装を統一することで、プライバシーにも配慮できることになりました。

これらの障害者手帳が最初に交付されるまでの期間は、病気やけがの原因や経過により違うことは前にも述べました。障害者の専門医療機関には「ケースワーカー」が常駐、すべて先回りで手配してくれるのです。私は、右股関節を手術しましたが、その治療に「更生医療費」を使えるようにと身体障害者手帳交付の手続きをしてもらえたのです。

その前になにかのきっかけで、福祉事務所に相談にいったことがあります。そのときの担当者の話では、身体障害者手帳の交付は、治療をして症状が固定するまではできない旨の説明があったのです。ですから、その話を鵜呑みにしたまま、別の病院で治療を受けていたら、身体障害者手帳も更生医療費の適用も受けられないままだったかもしれません。

 更生医療費とは、障害者が社会復帰できるための医療行為に対する治療費のことです。これを使う場合、「健康保険」は使いません。もちろん、自己負担金があり、その額は前年度の所得(家族全員の合算)により決定します。
私の場合、対象となる障害の入院・手術の場合のみで、外来での治療は対象外になるそうです。それでも、この制度を知ったおかげで、少なくとも手術にかかった費用がいくらかは軽減されました。これも身体障害者手帳の交付があったからです。


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2007年07月06日

身体障害者手帳の対象者とは?

「身体障害者手帳」とは、身体に障害のある人が福祉施策を利用するために必要なものです。また、公共交通機関を利用するときの割引制度など「身体障害者福祉法」とは関係ない分野でも活用できることがあります。ところが、これらの制度はあまり知らされていないのです。つい先日も、ネットで検索しているとき、携帯電話の基本料金が半額になるコースがあることを偶然知ったばかりです。

 私ごとで大変恐縮ですが、最初にお話しておきたいことがあります。それは、私自身が「2種4級」の身体障害者手帳を持っているということです。

 身体障害者手帳には「1種」と「2種」があります。これは、公共交通機関を利用するときの運賃に関係するものです。1種の場合は、本人は半額、介護者は無料になります。2種は、単独で動けるという判定になっていますので、制度の適用を受けるのは本人のみです。また、等級によって、片道100q以上の場合などという細かい規定があります。

 身体障害者手帳の「等級」は、1級〜6級に分かれています。1級がいちばん障害の重い状態で、その後ほかの障害が加わっても等級が変わることはありません。1級〜2級を「重度」3〜4級を「中度」5〜6級を「軽度」に分類します。ちなみに「障害者年金」の受給対象になるのは「重度」の人です。しかし、年金の等級とは別になり、また、所得制限もありますので、重度の人がすべて障害者年金を受給できるわけではありません。

身体障害者手帳の「交付対象者」をおおまかに分けると次のようになります。視覚、聴覚、平衡機能、音声機能、言語機能、そしゃく機能、肢体不自由など、第三者がみても不自由だと理解できる障害があります。そのほか、心臓、腎臓、呼吸器、ぼうこう、直腸、小腸、免疫機能など、外見では判断がつきにくい内臓機能の障害も含まれます。
 さきほど、身体障害者手帳の等級は、1〜6級まであるといいましたが、すべての障害について1〜6級までに分けられているのではありません。また、同じ等級でも障害の部位により程度が異なります。また、病気やけがの後、身体障害者手帳が最初に交付されるまでの期間も、障害によって変ってくるのです。

 こういった専門的なことは、受診した医療機関により変わります。どこで医療を受けたかが、その人のその後を左右するといっても過言ではないと思います。
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